Sound Ancestors | Madlib
Sound Ancestors | Madlib
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A1 There Is No Time (Prelude)
A2 The Call
A3 Theme De Crabtree
A4 Road Of The Lonely Ones
A5 Loose Goose
A6 Dirtknock
A7 Hopprock
A8 Riddim Chant
B1 Sound Ancestors
B2 One For Quartabê / Right Now
B3 Hang Out (Phone Off)
B4 Two For 2 - For Dilla
B5 Latino Negro
B6 The New Normal
B7 Chino
B8 Duumbiyay
彼らがキャリアにおいて頭角を表わしてきた時期はほぼ同じで、同世代のアーティストと言える。ふたりの直接的な関係がはじまったのは、マッドリブがMFドゥームと組んだマッドヴィランのリミックスをフォー・テットが手掛けたことによる。このリミックス集は2005年にリリースされたのだが、フォー・テットにとってはテクノやダブステップなどにいく前のエレクトロニカ~フォークトロニカ期にあたるもので、一方マッドリブは前年にブロークンビーツのDJレルズをやるなど脱ヒップホップ化が進んでいた。ライフワークのビート・コンダクターをはじめて、より広範囲な音楽を素材としたビート・サイエンティストぶりに拍車が掛かっていた時期でもある。またフォー・テットはこの年にジャズ・ドラマーのスティーヴ・リードのアルバムにエレクトロニクスで参加し、その後両者のコラボによってジャズとエレクトロニクスの融合の新たな1ページを刻むことになる。そうした意味でマッドリブとフォー・テットにとって、この2005年は転機の年だったのである。